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政府に抗議 陳情者ら地下鉄駅で農薬を飲んで自殺

2016年11月30日

【新唐人2016年11月30日】

最近中国では陳情者が農薬を飲んで政府に抗議する事件が相次いでいます。23日、北京で女性陳情者3人が電信詐欺に遭い、政府に助けを求めましたが解決されず、地下鉄駅の前で農薬を飲み集団自殺を図りました。

 

「新京報(しんきょうほう)」23日付けの報道によると、当日12時過ぎ、地下鉄1号線天安門東駅で、農薬を飲み込んだと見られる3人の女性が横たわっていて、そばには農薬を入れていたボトルがありました。その後、3人は病院に運ばれ、現在命の危険はないそうです。

 

報道によると、この3人は親族関係ではなく、うち1人は、電信詐欺で17万元を騙し取られ、夫も癌を患ったそうです。

 

安徽省から上京した陳情者 黄新民さん

「詐欺に遭っても(政府は)解決してくれません。陳情に行っても相手にされず、どこに行っても官僚が官僚を庇うばかりです。誰かが陳情者のことに関わると陳情者として扱われ捕まることもあります。」

 

中国各地から上京した陳情者の訴えは受理されず、長年解決に至らないため、北京では陳情者による集団自殺が相次いでいます。

 

北京市民 徐香玉さん

「このようなことは頻繁に起きています。政府は腐敗していて自分の利益ばかりを考え、国民の事は全く考えないのです。陳情者の問題が解決されるのは極めて少ないです。仕方なく彼らは自殺の道を選んだのでしょう。」

 

近年中国各地で起きた陳情者による集団農薬飲み込み自殺事件は、2016年11月14日、福建(ふっけん)省で強制立ち退きの件で9人が政府官庁の前で集団自殺、2015年4月4日、北京市で黒竜江(こくりゅうこう)省から来た30人以上のタクシー運転手が集団自殺、2014年7月16日、江蘇(こうそ)省からの陳情者7人が強制立ち退きの件で北京の「中国青年報」の前で農薬を飲み込むなどです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/11/24/a1298595.html(中国語)

(翻訳/吉田 ナレーター/根本 映像編集/李)

 

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